出生前診断について詳しく解説!
胎児には選択権が無い
出生前診断により妊娠中の赤ちゃんに障がいや病気が見つかることは、両親の心の準備や適切な分娩方法、療育環境を事前に検討できるメリットがあります。
一方、検査を受けたことを後悔したり、気持ちが落ち込んでしまうことも少なくありません。
検査を受けるかどうかは本人次第です。
どのような結果が出るにしても、それを受け止める心構えが必要です。
このほか出生前診断は倫理的な問題もはらんでいます。
それは胎児に異常が見つかった場合、人工妊娠中絶を選択する妊婦が出てくることです。
胎児に先天異常がある場合、法的には22週未満であれば人工妊娠中絶が可能です。
そのため法的には問題ありませんが、病気や障がいのある退治を人為的に排除することが、倫理上許されるかどうかという問題が残ります。
障がいを抱えた子どもを育てる苦労は並大抵のものではありません。
中絶の選択を責めることはできないかもしれませんが、健常児と障がい児の命を選別する行為とも受け止められるからです。
出生前診断の倫理的問題と堕胎の是非について
高齢出産などでダウン症の子供が生まれたり何らかの障害があるかもしれない懸念がある場合、出生前診断が受けられるクリニックが選ばれる傾向にあります。
検査をすることで、ダウン症が事前にわかったり内臓疾患などが明らかになるため高齢化している現代化社会では話題の検査ですが、倫理的な問題もありますしわかったから堕胎をするのか、という問題も問われています。
事前に心の準備をしておきたいだけで、堕胎をしたいわけではないというカップルもいますがもちろん知ったことで産まない決断をする夫婦も多いのが実情です。
そのため、出生前診断は倫理的に行うべきではないという意見もあります。
子供を育てるのは親なので基本的には決断は親にゆだねられますし高齢になって障害児を育てる自信がないという人も多いため、結果によっては産むことをしない人も多いです。
そうした理由から、多くの母親が出生前診断を受ける傾向にあり、今後もその傾向は強まりそうです。
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